あしだ泰宏の決意
高齢化と人口減少は、
私たちの社会全体に深刻な影響を与えています

　増加する空き家、山から下りてくるイノシシ、減少する街の灯り、維持が困難にになる町内会、そして停滞する経済活動。さらに、将来に対する不安から、若者たちは結婚や出産に踏み切れずにいます。

　こうした課題に正面から取り組み、人口が減少しても、「不便にならない」「不安にならない」「幸せが減らない」社会を築いていかなければなりません。そして、若い世代が希望を語り合える未来を取り戻すことが、今こそ必要です。

　私が政治を志したのは、九年前の台風による土石流災害です。母子家庭で育ち、地域の皆さんに支えられて暮らした長屋が流されました。幸いにも大きな被害や犠牲者は出ませんでしたが、それは周囲が廃屋や耕作放棄地に変わっていたからに過ぎませんでした。ふるさとが変わりゆく現実を目の当たりにし、私は会社を辞め、 Uターンして地域に貢献する決意を固めました。そこから議員になるまでの道のりは決して平坦ではありませんでしたが、志を磨きながら前進してまいりました。

　人口減少の克服には、働く場所の確保、子育てしやすい環境の整備、災害に強い町づくりなど多くの課題に取り組んでいかなければなりません。加えて、誰もが世代を超えて楽しめる街を作り、身体的・経済的な障壁を乗り越えられる公平なチャンスを提供することも重要です。

　この四年間、新人議員として全力で仕事に打ち込んでまいりました。解決できていない問題も多く、反省すべき点も多々ありますが、引き続き、 一つ一つの課題に真摯に向き合い、既存の対策の効果を見極めながら、実態に即した新たな解決策を模索してまいります。また、情報公開を徹底し、市民の声を真摯に受け止め、広い視野で未来を見据えた決定を推進していく所存です。

　倉敷市は、美しい自然と豊かな産業基盤を擁する、他に類を見ないポテンシャルを持つ街です。個性豊かな地域が集まる「くらしき合衆国」には、逆境を乗り越え、未
来へ挑む力があります。若者や子どもたちが輝き、お年寄りが笑顔で暮らせる街を、そしてふるさとを離れた人々が帰りたいと思う街を、必ず実現します。

　これからも、地域の皆さまとともに歩み続け、挑戦を重ねながら倉敷市の未来をより良いものにするために尽力してまいります。未熟な部分も多いですが、成長を続け、さらに大きな成果を目指していく覚悟です。これからもご理解とご協力を賜れば幸いです。